本の紹介 絵本の紹介 冷茶猫のカフェ「カフェ仲間」の紹介 街歩きリポート ブログ「冷茶猫のカフェ」 |
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内容とコメント |
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もんじゅ君 著 もんじゅ君 監修小林圭二 (元京都大学原子炉実験場講師) |
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莫大な税金が毎年、無駄としか思われない、いつ成功するかわからない、諸外国はとっくに諦めてやめた高速増殖炉の研究というものに投入されている(1年間、200億円ぐらい)…そんな事実を多くの国民は知らない…という怖いことがわかる本です。 擬人化した高速増殖炉、もんじゅ君が語る、高速増殖炉の危険、そして原発のお話。 毎日、5000万円ほどの税金を使って、動く見込みのない高速増殖炉の研究をする。このお金を再生可能エネルギーの研究にまわすほうが、よぽど世のため、人のためになると、もんじゅ君も言っている |
169,もんじゅ??? |
回顧録 |
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謙虚で、視野が広く、そして仕事のできる女性は巷にはいっぱいいる。
それなのに政治の世界では、そんな女性はいない?
今まで世界で注目され、評価される仕事をしてきた女性もたくさんいる。 内容紹介 日本外交史研究者として出発しながら、国連にかかわる仕事を続け、民族紛争が激化した1990年代に国連難民高等弁務官をつとめた緒方貞子。 その後、「人間の安全保障」を提起し、日本の開発援助を主導していく。 生い立ちから現在までの歩みを、詳細な聞き取りによってたどる。 日本を代表する国際派知識人の決定版回顧録。 (amazonnから) |
162,びっくりぽん! 誰でもいいの? |
森にすむ人々 前川貴行・写真 著 |
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アフリカ大陸の密林に生活するゴリラ、チンパンジー、ボノボ、そして東南アジアに棲むオランウータン…。 動物写真家・前川貴行が「ヒト」に最も近いとされる、野生の「類人猿」を追った写真集。 この中に…こんな一文がある。 一頭のオスが手に大きな黒いものを持ってかじりつき、それを奪おうと他のオスたちが… 奪い合っているのは肉片と化したオナガザルだ。腕の皮えをはいで肉を食べている。猿を喰うチンパンジー。 肉食動物が獲物を奪い合い、肉を貪るのとはなにかが違う。大型類人猿のなかで唯一肉を食べる彼らの姿は、限りなく我々と重なる。 |
149.揉める |
森は海の恋人 畠山重篤 著 |
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1980年代、気仙沼湾河口はコンクリートで固められ、干潟は埋め立てられ、石油タンクが乱立。畑の農薬や、家庭排水などによる河川の汚水で湾は赤潮となり…… 山に広葉樹の植樹をしてはどうかとイメージする。漁師仲間の賛同や、村長の協力もあって植樹を開始、スローガンは地元の女流歌人によって「森は海の恋人」と名づけられた。 大地は、自然はみな繋がっている。その中にわれわれ命あるものすべてが、自然の摂理のもと、これまた繋がって生きてきた。 |
141,自然は繋がっている |
続百年の愚行 |
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「人類は、自らが乗る宇宙船地球号に穴を空け、火をつけ、同乗している生き物を虐待した挙げ句に、船とともに自滅しようとしているかのように見える」(続百年の愚行 から)
(amazonn内容説明) 20世紀を振り返り、21世紀の地球を考える100枚の写真。 それぞれが、人類が地球環境と自分自身に対して及ぼした数々の愚行の「象徴」であり、と同時にひとつひとつがれっきとした「現実」である。 戦争、内乱、放射能汚染、石油に覆われる海、鳥、産業廃棄物、ゴミの山、密猟、残虐な動物実験、ホロコースト、難民、環境破壊…これらの写真は、すべて人間の行ってきたことです。 |
139,愚行 (8/15に向けて) |
阿刀田高 著 |
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あの名作が、あの名文句が、驚きの物語を生み出す。豊饒なる十二話の綺譚集。 (amazonnより) この中の一遍に…こんな話がある。紙のない時代、演説はその日の聴衆を満足 させればいい、無責任でもそのとき受ければいい… つまり、言ったもん勝ち。これを「ヒュポクリシス」というとか… 本がすたれ、IT機器に代わる中、再び言ったもの勝ち、どぎつい悪口の方が まともな演説より力を持つ時代が… ヒュポクリシスが姿を変えて登場する… |
135,綻び |
ジョージ・ オーウェル 著 |
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酷使されていた動物達が人間を追い出し、手に入れた農場を「動物農場」と名付けて自主管理を始めるが、 動物の中から人間そっくりの役割を果たすものが現われて、動物達はまた酷使され、いつのまにか昔と同じ― これがソビエト共産主義への痛烈な批判であることを即座に理解できる人はもうそれほど いないのではないだろうか。それほど時が流れている。 しかし、この物語は不滅だ。 集団が個人を圧殺してゆく様が率直にわかりやすく描かれている。 多くの職場で、学校で、サークルで、宗教団体で同じことが起きている。 (アマゾン・レビューから) 精神構造も右へ出るか左へでるかだけで、右の極と左の極は精神構造は同じではないか。 |
131,3周年 美しいカフェ 冷茶猫のカフェ |
中原清一郎 著 |
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58歳の末期癌患者・北斗。彼は脳間海馬移植により、32歳の女性・歌音の体に 生まれ変わり……科学の力により男女が入れ替わる… 科学の発達はすべて素晴らしい…で、すむのかな? それで命を勝手に創り出したり、遺伝子操作して別の 生き物を創ったり… いいのかな?何でもありでいいのかな? |
129,フランケン シュタイン …命を創る? |
メアリー・ シェリー 著 |
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名前はない。フランケンシュタイン博士が、たくさんの死体を集め、科学で命を吹き込んで 怪物を作った。 十一月も雨の寂しい夜、消えかかる蝋燭の薄明かりの下でそれは誕生した。 解剖室などから各器官を寄せ集め、つぎはぎされた体。血管や筋が透けて見える黄色い 皮膚。そして茶色くうるんだ目。 若き天才科学者フランケンシュタインが生命の真理を究めて創りあげた物、 それがこの見るもおぞましい怪物だったとは! あまりに有名な不朽の名作。 (アマゾンより) |
129,フランケン シュタイン …命を創る? |
橋本治 著 |
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過激な題名の割に、最近の情勢について「わからない」というコメントが多々。 レビューから… 「集団的自衛権」で、どうして日本が安全になるのかわけがわかりません、と書く。 なんで憲法を改正しなけりゃならないのかもわかりません、と書く。 だから、著者は「景気回復を!」「日本を普通の国に」「グローバルスタンダード」などといったいさましい 掛け声にちっとも反応しない。 なぜそれが必要なのか「わからない」からだ。 自分にとって「わからない」ことに、付和雷同的に賛成しない。それがこの著者の持ち味だ。 |
128,バカになったか日本人…という本 |
上下 上橋菜穂子 著 |
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大自然の中での人間と動物、そして極小生物までの生き物の関わりと 戦いが描かれたこの小説は、壮大な叙事詩といえ、全ての読者を圧倒し大きな感動へといざなうに違いない。 中世の民族が入り混じる中央アジア、とりわけ韃靼あたりを想像させる 巨大帝国が舞台であり、背景には征服された先住民族と征服した民族の間に火種が燻っている状況がある。(カスタムレビューより) 民族、文化、風習の違い。個人と集団、支配と被支配… すべて描かれている。 ひとりひとりの人間同士なら超えられる隔たり。それが集団になると、 とたんに、どうしても超えられぬ深い大河になってしまう…… |
118,個人と集団 |
山崎豊子 |
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戦争とは? 日本人とは? 構想三十年、壮大なスケールで描く最後の長篇小説! 「戦争の時代に生きた私の、“書かなければならない”という使命感が、私を突き動かすのです」(山崎氏)。 海上自衛隊潜水艦部隊の若き士官を襲う過酷な試練。時代に翻弄され、時代に抗う、 父子百年の物語が、いま始まる。「この日本の海を、二度と戦場にしてはならぬ!」(内容紹介 「BOOK」データベースより) 第一話の終わりに、こんな文がある。 「戦争を二度と起こしてはならないことは、自衛隊員なら誰しも願っていることだ。 一朝有事にともなれば、出勤命令が出され、自分か仲間が真っ先に死ぬかも しれないのだ。犠牲者は、先の戦争で十分だ…」 |
102,戦わない軍隊 |
カルロス・ ルイス・ サフォン 著 |
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1945年のバルセロナ。ダニエル少年は父親に連れていかれた「忘れられた本の墓場」で出遭った 「風の影」に深く感動する。謎の作家フリアン・カラックスの過去の追求は、内戦に傷ついた都市の記憶を 蘇らせるともに…歴史、恋愛、冒険ミステリー (文庫裏カバーより) スペインでの内戦が、いかにスペインの人々を長く傷つけ、そこに消えぬ憎悪を 植え付けたか… 戦争も内戦もテロも、深く長く人々を傷つける |
98,ハロウィン・ ナイトメアー |
柳田国男 著 |
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遠野盆地〜遠野街道に纏わる民話を、柳田が筆記・編纂し自費出版した初期の代表作。 その内容は天狗、河童、座敷童子など妖怪に纏わるものから山人、マヨヒガ、神隠し、死者などに 関する怪談、さらには祀られる神、そして行事など多岐に渡る。(Wikipediaより) 自然とバランスを取りながら謙虚に生きる、これが共生の思想である。 遠野物語に描かれている社会では、人間と野生動物が対等に共存して いる。 そこには、平和的な関係だけでなく、時には「食うか食われるか」 の厳しさもある。 |
96,自然との 共生 |
残す戦争体験 (新潮社編) |
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裏カバーから あなたは第二次大戦について、何を知っていますか。両腕を失った学生、戦火の中で立ち尽くす少女、 子を探す父。壮絶な記憶は今、忘れ去られようとしている… 全国各地から、語り継がれるべき体験者の声が寄せられました…一般市民たちの真実の記録 (昭和59年に刊行され、文庫化にあたり再編集) (本文から)兵隊は餓死していくのに、将校には1名の栄養失調もでなかったある島の事実。 ルソン敗走…心を澄ますと、地底からうめくような無数の声が聞こえてくる。 「戦争だけはやるな。戦争だけはやるな」 腹を膨らませた死体やら、半分骨をむき出しにした死体やら、大きな眼窩の白骨やらが、ぼくの方に向かってそう言っている。 今、一人一人が考えないといけないのは、戦争はきれいごとじゃない、汚いんだ ということ。その汚物にまみれるような日々、自分の手が血に汚れる日々に なるのは、大部分の庶民、つまり自分なんだよ、ということ。 |
91,戦争をしては いけない理由(1) |
大きらい やなせ たかし著 |
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「ぼくが最近怖いな、と思うのは、殺菌とか除菌がブームになって、ばい菌というだけで 目の敵にして消毒してしまうことなんです。……無菌状態になると、今度は人間の抵抗力がなくなって しまいます……なんだか、このところ世の中全体が嫌なものはみんなやっつけてしまおうという おかしな風潮になっているような気がしてなりません…… 国同士も同じことです。国と国が、あいつは気にくわないからやっつけてしまえというのでは また戦争になってしまいます。嫌な相手ともなんとかして、一緒に生きていくことを 考えなければならないのだと思います」 ぼくが言いたいのは、戦争にならないように、日頃から頑張って、みんなが戦争なんてしなくてもすむ世の中にしようということです……」 やなせたかしさん、高齢だったから仕方ないけど、惜しいよ。 今こそアンパンマン、必要だと思うんだ。 |
86,アンパンマンの 正義 |
scape 前川貴行 著 |
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素晴らしい写真集。 ここにも、刹那を…今を、精一杯生きているものたちがいる。 凍てつく氷原。ツンドラの原野。灼熱の大地。苔むした原始の森。 荒波おしよせる断崖。 鬱蒼としたジャングル。風薫る草原。あらゆる環境に生きる命。 広大で深淵なる自然に埋没することなく溶け込み それでいて強烈な存在感を放つ。 風景のなかでひときわ輝く生命たち |
84,阿月猫と ピンク蛇の… 街歩きリポート 沙羅の寺 |
「正義」の話を しよう 神谷和宏 著 |
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ウルトラマンのストーリーを使って、授業を行っている高校教師の方が書いた本 です。 凶悪そうな怪獣や宇宙人をウルトラマンが倒し、人間の手で平和を守るという、 一見「勧善懲悪」のスタイルを取りつつも、では怪獣や宇宙人を「悪」と 捉えなくてはならない理由は何だったのか、それは絶対的に悪と言えるのか… 時代が平成に移り、「ウルトラマンガイヤ」では、二人のウルトラマンが登場… 正義が二つあるということ…本文より …「ともに正義を主張する戦い、どこかで聞いたような響き」 |
83,正義は いくつある? |
シリーズ 獣の奏者 上橋菜穂子・著 |
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「守り人」シリーズ この作品の世界には、目に見える人間の世界(サグ)と目に見えない精霊の世界(ナユグ)がある。 この二つの世界は同じ時、同じ場所に重なって存在する…(Wikipediaより) 女用心棒バルサと彼女に救われた皇子チャグムの、壮大な物語。 愛、友情、自然、そして大国の侵略とそれに対峙する人 「獣の奏者」 知りたくて、知りたくて…おまえの思いを知りたくて、人と獣の狭間にある深い淵に立ち …おまえに語りかけてきた。 おまえもまた…深い淵をはさみ、わからぬ互いの心を探りながら。(本文より) 闘蛇、王獣という強大な力を持つ獣を、戦争に政治に利用するために、課された秘密の飼育法… 獣と心を通わせる少女エリンの成長と、国、政治とは… 「ここにも、虚の中に人の、人の営みの真実がある」 |
74,虚の中の真実 |
フリードリッヒ 2世の生涯・上下 塩野七生・著 |
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古代ローマのパクス・ローマの青写真を創った人、カエサル。 中世、異端裁判の暗黒時代、カトリックの権力者ローマ教皇に反抗し、神ではなく法による統治を実現 ルネサンスの先駆者となったフリードリッヒ2世。 「知性、説得力、肉体上の耐久力、自己制御の能力、持続する意思」ヨーロッパのリーダーの条件、 塩野七生氏によれば、古代ローマ帝国の、ユリウス・カエサルと 神聖ローマ皇帝のフリードリッヒ2世ということだ。 |
73,リーダー論 |
村上龍 著 |
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ブックレビューから転用
格差社会の究極の世界、下層、中層、上層の重層構造、上層者にはsw遺伝子で 不老不死、下層の者には薬剤を混ぜた棒食とsw遺伝子を悪用した急速な老化政策。 競争に敗れた屑は、排除してかまわない。ゴミであり、奴隷にしてもかまわない。 この本は、一部の支配者層による人類総家畜化、奴隷化の未来を描いたものだ。 (ブックレビューから転用 ) |
68,アンバランス 26,未来は |
リアリズム 藤原帰一 著 |
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藤原帰一さんは、BS「世界は今」で、ときどきコメンテイターをしている方。 世界政治は権力闘争の場と認めた上で、それでもリアリズムから世界平和を考える。 例えば、冷戦後の核問題。 非核化というスローガンより前に、個々の地域における外交努力が大切… だいぶ前に書かれたものだけど、こういうのもバランス感覚だと思う。今の情勢についての意見を聞きたい。 今の複雑な世界情勢で、スローガンと平和理想論を叫ぶだけでは、無力だから。 「今」の混沌を大局的に分析してほしいな。 定義するのが難しいバランス感覚の反対側に、確かにあるのが狂信。 他の視点をいっさい認めない不寛容、これは怖い。異端の名の下にどれだけの人が犠牲となり残虐に殺されたか…かつての日本にもあった。 |
67,バランス 感覚 |
レイチェル・ カーソン 著 |
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環境問題の原点の1冊 春が来ても鳥は啼かない…半世紀を過ぎて、ますます深刻化する環境問題 彼女の警告は無駄になるのかな? …年始の京都新聞に「IPCC報告書原案 地球温暖化 食料減少、人間脅かす 適応の限界 警告…」と言う記事があった。 「カーソンさんは、この当時すごい中傷や嫌がらせも受けたとか…どこの国も同じだねえ」 |
62,化石賞 もらったって? |
いっぴき 桑原奈津子 著 |
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美味しそうなパン、サラダ、ジャム、クリーム、飲み物…そっと狙っている、白いいっぴき、でも黒いかげも… 巻末にはパン屋さんリストと、レシピもある。 |
60,お正月だもの お洒落に 暮らそう |
S人の法 内藤正典 他 |
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ムスリム女生徒のスカーフ着用が、ヨーロッパ各国で問題となっている。 西欧とイスラームはなぜ対立するのか。それぞれの社会の基本原理とは?その現実とは? そして共生の条件は?衝突か、和解か法学と社会学の共同作業による、比類なき一冊。 (アマゾン本紹介より) 大変複雑な問題。信教の自由、政教分離、女性抑圧、いやそれに名を借りた論点のすりかえ あまりにも複雑で頭が痛くなり、そして日本人には、よくわからない紛争です。 唯一、なるほどと思ったのは、「スカーフ紛争は「日の丸・君が代と、コンテキストは逆向きだけれども 同じですね。今まで日の丸がある会場に入らないという人はほとんどいなかった。 それを強制する社会状況によって、ある意識をもつようになったわけです」…というくだり。 |
54,子孫のために 先行投資? |
人を殺したのか ポル・ポト派 語る 舟越美夏 著 |
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理想に燃えたインテリたちが、残忍な虐殺者と糾弾されるようになった過程に何があったのか。 平等な社会の独立国を建設する夢が狂気に変わり、制御不能になったのはなぜなのか。 気鋭ジャーナリストが、ポル・ポト派主要幹部に対峙した。人類史の悪夢をあばく類例のない証言 …カンボジアの悲劇は、過去の人類史の惨劇の連鎖に連なるものであることが伝わってくる。 ヒトラー、スターリン、毛沢東…彼らもまた、その出発においては高き「理想」を 掲げた政治家だった。 純度の高い政治理想は、結果として、必然のごとくにこの世に惨劇をもたらす。 その逆説の中に人類史はある。(本・紹介から) |
52,ベターを めざそう! |
エスパニョーラ 島について ちくま哲学の森 ラサ・カサス 染田 秀藤・訳 |
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スペイン領、エスパニョーラ島に赴いてインディオのキリスト教化に従事。スペイン人征服者による 中南米の収奪、破壊、虐殺をつぶさに見て抗議。 インディオの被っている不正とスペイン人の非道ぶりを詳説し、スペイン国王に提出したのが 「インディアスの破壊についての簡潔な報告」 この本は怖い本です。人間はここまでするのか、ここまで残虐になれるのか… そう思う本です。でもなれるんですよ。 「誰でも奥底に悪を持っている。狂信的な集団にいると、誰でもこういう悪を心から 引き出される」 京都新聞の「表層深層」から…ヘイトスピーチ…「群れ」の中にいることで、 彼らのひ弱な自我は守られ、肥大化する。肥大化した自我は寛容さを失っていく… |
49,群れ 85,宇宙は 誰のもの? |
(小学館) |
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発売以来31年にわたり読み継がれ、累計100万部突破。定価525円で登場 「変えるのに賛成とか反対とか意見を持つなら、まず読むのが当たり前でしょ。 次に改正案を読んで比較して考えるの」 |
45,素人・ 憲法談義 |
改悪 小林 節 著 |
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意外にもごく穏当な憲法の各項目の論点について解説をなさっている。まるで大学一般教養テキストの 雰囲気である。 簡単にいえば、憲法とは、国民が幸せになるための道具、手段であり、使い勝手が悪いところがあれば、 メンテナンスすればよい、というものです。 (アマゾン・カスタマレビューり) ただ、一般の改憲派が日本国憲法否定の立場であるのに対して、小林さんは、 基本的に日本国憲法はすばらしいと主張しています。「護憲的改憲派」という 立場です。ですから、右とか左とかレッテルを貼ってはいけません… こういう感想もある。 |
45,素人・ 憲法談義 |
池澤夏樹・著 |
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常に動き続ける遊撃的な作家が、2008年から2013年まで朝日新聞本紙に毎月書いてきた名コラムの単行本化。 (紹介文より) 原発問題をはじめ、政治は「最大幸福」ではなく、「最小不幸」をめざすべきとか、なるほどという意見も 多々ある。 「カフェの井戸端会議でも、でてきそうなのも。 もちろん、ちょっと?というものもある」 |
44,昔、井戸端 会議…今、 カフェ談義。 |
僕は兵士だった 梯 久美子 著 |
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過酷な戦場体験と戦後の軌跡を語り尽くした、感動のノンフィクション (本、紹介より) 自分の意思ではなく、兵士として戦場へ送られる…この時代をどう考える? またそんな時代が来るかも知れない… |
42 聞くべき 読むべき 見るべき 知るべき 伝えるべき |
橋本五郎・著 |
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中曽根氏から小泉氏までの、歴代総理の姿…この中に、こんなことが書かれている。 …時に、政治が非情でなければならないのは事実である。だが、そこには常に逡巡があり、 「それでもやらなければならないのだ」という苦渋にみちた決断があるはずだ。 本当の政治というものは、そういうものなのではないだろうか… 「常に懐疑心というか、己を疑う気持ちをもって、それでも決断しなければ… そう思うときに決断する、そういうのが政治家に求められると、いうことかな」 |
37,政治家の 使命って なんだろうね |
(全7巻) J・K・ローリングス 著 |
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宿敵ヴォルデモード卿やその取り巻きは、魔法使いと人間の間の子、魔法の血を持つ人間の子などを、 純血じゃない、汚れた血だと迫害する…ハリーの友達、ハーマイオニーも魔法を使える人間の子。 世界各地でベストセラー、映画化と話題の作品。ハリーと魔法使いたちの冒険と成長が世界を席巻したが、 この作品から感銘を受けるのは… 「どこに生まれたかではなく、どう生きるかが大切なんだよ。一生の値打ちは それで決まるんだよ…そういうメッセージが随所にあることだと思う」 |
35,どこに生まれた かではなく どう生きるか… |
フォークで 冷奴 清ルミ 著 |
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日本人には常識でも、外国人には非常識に映る… 。 そんな言葉にならない文化や習慣の違いを、90カ国の外国人との交流を通して 見てきた著者がつづる、異文化コミュニケーション・エピソード集。(本、紹介から) 「少なくとも、異なる歴史を知り、異文化を認め、共存していこうという姿勢を 学び、持つということは、大事なことじゃないか。自国のもの一辺倒では面白くないよ」 国と国の関係がもめていても、個人と個人の関係は別である。 お互いに顔が見える関係は大切なもので、そういうたくさんのつながりを 増やすことが戦争をとめることにもなるのではないか |
32,広い世界を 見よう |
日本に移り 住んでいる 外国人の 不思議な 食生活 高野秀行 著 |
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仲良く地元の人たちと交流して たくましく生き抜いている外国人たちの実情を 温かい目でとらえている 日本のあちこちで住んでいる外国人の世界や苦労や価値観を垣間見るとともに、 彼らのコメントから日本の文化の特徴についての気づきをもらえる。 (カスタム・レビューから) |
32,広い世界を 見よう |
メディチ家殺人 事件 法王庁殺人事件 塩野七生 著 |
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ルネサンス後期、ベネチア、フィレンツェ、ローマの各地で起こる事件… ベネチア共和国の舵を取る貴族の一人、マルコと、ローマの謎のコルティジャーナ(高級遊女) オリンピアの、大人の純愛です。オリンピアは何者なのか? 塩野作品には珍しい、ラブストーリー。なんか楽しんで書いて ますね… |
31,ラブストーリー …でも現実は |
村上春樹 著 |
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「シュールな世界の純愛?」 月が二つ、リトルピープルが現れ、空気さなぎを作る 不条理の世界で、青豆さんと天吾君は巡り会えるのか… |
31,ラブストーリー …でも現実は |
時代 一条天皇と 后たちの ものがたり 山本淳子 著 |
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どの帝の御時だったか。皇后、中宮、女御たちが居並ぶなかに、すさまじい逆境を抱えながら 帝に全力で愛されたキサキがいた。 帝の名は一条天皇。今からおよそ千年前、…キサキの名は藤原定子…だが貴族たちは彼らの 強固な愛を歓迎しなかった。 人々の白眼視と権力者藤原道長の圧力の中、若い二人は静かに戦い やがて力つきた…(本文より) |
31,ラブストーリー …でも現実は |
高橋桂子 著 |
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たとえ生まれることが 血と土地に縛られ 時代に呑み込まれることでも たとえ歩むことが 試練を背負い かなしみと出会うことでも 君たちは 未来をつくる種子 希望を運ぶ翼である (本文より抜粋) 震災以降、被災地を歩き、その想いを詩につづってきた著者が、震災二年を迎えた今この時、さらに第三弾 として著したのが本書。 「大抵はね、何か欠けている自分を哀しいなあ、悔しいなあと、思いながらも、 一生懸命、生きているんだよ」 |
30,スパイダース モンキーの 愛しい思い出 |
ティチューバ セイラムの 黒人魔女 マリーズ・コンデ著 |
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セイラム魔女裁判とは、アメリカ合衆国ニューイングランド地方のマサチューセッツ州セイラム村(現在の ダンバース)で、1692年3月1日にはじまる一連の裁判をいう。 200名近い村人が魔女として告発され、19名が処刑され、1名が拷問中、圧死。5名が獄死した。 無実の人々が次々と告発され、裁判にかけられたその経緯は、集団心理の 暴走の例として著名である。 (Wikipediaより) 「ここには、狂信、偏見の恐ろしさ、原理主義の不気味さが渦をまいている」 |
28,とても怖い… 悪意 |
いのちへの まなざし 京都龍谷大学 人間・科学・宗教 オープン・ リサーチセンター |
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自然とともに生き、小さないのちを慈しむ思い、いのちなきものへの 優しいまなざしが、金子みすゞの詩集の原点とも言われる。 大漁 朝焼け小焼けだ 大漁だ 大場鰯の 大漁だ 浜はまつりの ようだけど 海の中では 何万の 鰯のとむらい するだろう |
25,他者への想い |
大島真寿美 著 |
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内容(BOOKデータベースより) 『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するピエタ慈善院で“合奏・合唱の娘たち”を 指導していた。 ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる メッセージは「よりよく生きよ」 「生きるって簡単なことじゃない。 ましてよりよく生きるのは…」 |
24,貼られた レッテル |
ねじれた路 トム・フランクリン著 |
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内容(BOOKデータベースより) ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。 1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れる。 このラリーは、少女をレイプ、殺害した犯人ではないか…というレッテルを貼られ、25年間、誰も彼と 付き合わないし、口を利かない 25年間、疑いの目で見られ、誰とも話すことなく暮らすなんて… 「しかし犯罪がらみでなくても、一度貼られたレッテルは、なかなか消えない。 いじめの問題にも関連していく… このレッテルに苦しむものも多い。 「昔、非国民とか村八分とかとかいう、嫌な言葉もあった。今もあるか…」 |
24,貼られた レッテル |
川村元気 著 |
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僕は生きるために 消すことを決めた。 映画が消えたなら 時計が消えたなら 猫が消えたら 今日もし突然 チョコレートが消えたなら 電話が消えたなら そして 僕が消えたなら 世界はどう変化し 人は何を得て何を失うのか 30歳郵便配達員。余命あとわずか。 ちょっと心に染みるラストですよ… 「人生は取捨選択…生きるということは、常に何かを得て、何かを失うこと。 これを得るためにあれを失う…悲しくて、心痛むときがある。でも得るだけの人生は ないからね」 |
21,何かを得ることは 何かを失うこと… |
塩野七生著 |
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第3回(1981年) サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞 異教徒との交易によって成り立っていたベネチア共和国。異分子を認めなければ生きていけない国の したたかで冷徹な外交と、他者との共存政策。(内容「BOOK」データベースより) 「最近、こういう外交によって生き延びていた国の歴史、その外交術を知る ことも大切になってきたんじゃないかな」 カトリック教会で猛威を振るった、反動宗教改革の狂信から逃れていた国は 当時のイタリア社会ではベネチア共和国だけだった…これがすごい。 言論の自由もあった。 |
19,しなやかで したたか…って 何の話? |
エリン・モーゲンスターン 著 宇佐川晶子 訳 |
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夜だけ開く豪奢で魅惑的な夢のサーカス。そこを舞台に競い合うよう運命づけられた二人の天才魔術師を 待つものとは…内容説明(データベースより) 「大人が読む、ミステリアスなファンタジー。冬の夜空に瞬く、星のきらめきのようなラブストーリー」 天才魔術師の男女が織りなす、華麗でミステリアスな恋。 |
18,お正月だもの 楽しい夢を見よう |
ジレンマ 上・下 マイケル・ポーラン著 |
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アメリカを席巻するとうもろこし。機械化、化学肥料で大量生産されるこれらのとうもろこしは… 私たちの食物のいたるところに…化学肥料付けのとうもろこしが、コーンシロップなどを 代表とする様々な加工食品成分に混じっている…知らない人も多いでしょう。 それでも過剰に余った穀物は、無理に鮭や牛の飼料として使用する 現実。その結果、家畜は悲惨な運命にあり、その悲惨状態で育った 家畜…危険な含有物のある家畜を知らずに食べている人間。 巨大食品企業によって、食用家畜は飼育ではなく、生産されている。 農業,牧畜は、やがて工業になってしまうんじゃないか? そういう虐待の中で食物となった家畜は、食べる側にとっても、 大層危険。 |
12,私たちの 食べている もの? |
うたう 吉岡しげ美 著はらよしこ 絵 |
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私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥は私のように、地面を速くは走れない。… 鈴と、小鳥と、それから私。 みんなちがってみんないい(金子みすゞ) 金子みすゞ・・・大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した童謡詩人。26歳の若さで死去。 「みんなちがって、みんないい…これが多様性のよさ。でも…これが成立するのは やはりルール・マナーがいるのではないかな」 |
9,みんな違って みんないい そうなんだけど |
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物語 塩野七生・ 著 |
イタリアの普通高校で使われている歴史の教科書には、下記のようなことが書いてあるそう…指導者に求められる資質は、次の五つである。 知性。説得力。肉体上の耐久力。自己制御の能力。持続する意思。 カエサルだけが、このすべてを持っていた…カエサルとは、古代ローマの指導者。 クレオパトラの最初の恋人。「来た、見た、勝った」と、コピーライターみたいなことを 言った人ね。 ユリウス・カエサルの言葉に、次の一文があります。 「人間なら誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見て いない」 「大震災と原発事故の講演会から…日本人はラクダに似ている、辛い現実があると砂の中に頭を埋めて その現実が通り過ぎるまで、見ない、聞かない…そういう傾向がある。 見たくない現実も見る、辛いことも悲惨なこともしっかり知る。 そうでないと、目をそらしている間に、本当に 悲惨なことにみんなが引きずり込まれる。今や、そういう危険いっぱい」 |
7,多くの人は 見たいと欲する 現実しか 見ていない |
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とは 何であったのか 塩野七生・ |
ルネサンスとは、見たい、知りたい、わかりたい…という精神の爆発だそうです (本文から) 人間とは、見たくないと思っているうちに実際に見えなくなり、考えたくないと思いつづけていると実際に 考えなくなるものです… その例証としては適当かどうかわかりませんが、一般のドイツ人と強制収容所に送られて死んだユダヤ人を 思い起こしてください。ドイツ人の多くは、強制収容所が存在することは知っていた。 昨日まで親しくしていた友人が突然に姿を消したのにも,気づかなかったはずは ない。ただ、そういうことは見たくないし考えたくないと、思いつづけているうちに 実際に見えなくなり、考えなくなってしまったのです… |
7,多くの人は 見たいと欲する 現実しか 見ていない |
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高野和明・著 |
アメリカのホワイトハウス、東京、内戦のアフリカ中部…ピグミー族に生まれた超人類の幼児を巡って… 人類滅亡の可能性…核兵器、新しい細菌、地殻変動、現生人類を超える人類の誕生。 同じ種に対するジェノサイド(大量殺戮)を行うのは人間だけ。 狂気の独裁者の恐さ、内戦のおぞましさ。人間の傲慢…など、恐い話満載なのですが… 一番恐いのは、この小説に対する批評に… 「登場人物の日本人の一人をなんで酷い奴にするのか(暗に、そういう奴は他国人にしろと言いたいらしい) 「愛国心とはそれぞれの国の過去の過ちも知ったうえで、他国の文化、人を認めることによって、 より自国を愛し、どうすれば他国といい関係を築けるか、考える心ではないのかな?」 ここに描かれているSF的発想に注目… 知性が現人類より遙かに多い 超人類が誕生<。彼らにより現人類は淘汰され、穏やかで知性の多い人類 だけが超人類と混じり合い、平和な人類と世界が創られていく… |
4,雪豹もまた 120,なぜ行くの? |
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ダメなあなたを 愛している 福岡伸一著 |
ステラー海牛、身体は大きいながら、性格はやさしく、仲間思いです。浅瀬でコンブなどを食べて 平穏に暮らしていました。ところが現在、ステラー海牛の雄姿を見ることは決してかないません…省略… (人間を警戒しなかったステラー海牛は、乱獲され絶滅したのだ) 動物たちは人間に対する接し方を知らないのです。人間の身勝手さ、貪欲さ、そして残酷さを全く知らないのです。 ドードー鳥も失いました。日本でもオオカミとカワウソを失いました。 クマがこのリストに載る日もそれほど遠くないのです。 田沢湖の酸性化によって、何百種の微生物、原生動物、植物、昆虫など 数々の名もない、小さないのちたちも絶滅してしまった… 「地球環境を、人間だけが共有ではなく、占有を求めています」 「日本オオカミなんて滅んでも、私の生活、何の関係もないし、別にいいやん。 こういう人が大多数…北極熊もひどい状態だし…しかし、本当に関係ないのか?」 |
3,スパイダース モンキーの嘆き |
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福島第一原発20キロ 圏内の記録 |
原発事故のため、無人になった地域に残された動物たちの悲しい記録、写真です。 動物も、土地も、家も、桜の木も、みんな待っている。 飼い主との再会も、助けられなかった命も。 福島第一原発20キロ圏内で保護活動をするカメラマンが撮りためた、助けを待ち続ける 動物たちの写真集(本の帯から) 「ほんとうにこれ以上、自然破壊やめてほしい」 「小動物は一番に自然破壊の被害者になるんだよ」 |
1,カフェ開店 |
本の紹介 絵本の紹介 冷茶猫のカフェ「カフェ仲間」の紹介 街歩きリポート ブログ「冷茶猫のカフェ」 |